屋根塗装を成功させる!把握しておきたいポイントを詳しく紹介

屋根塗装で押さえておいてほしいのが、業者選びと使用する塗料です。
安さを売りにする業者よりも多数の実績を持つ業者を優先するとしっかりとした施工をしてくれます。
また塗料を選びでは10年から15年維持できるシリコンをベースに15年から20年持つフッ素がおすすめで、業者に施工実績がある場合は最先端のハイブリッド塗料を利用する方法もあります。
業者選びと塗料選びの2つを押さえておけば、屋根の塗装の失敗を避けられます。

屋根塗装を成功させる!把握しておきたいポイントを詳しく紹介

屋根塗装を成功させるポイントは、まず業者選びになります。
実績ある業者を選ぶことで手抜き工事や連絡できないといったトラブルを防げます。
格安を提案する営業担当者につられてしまうと失敗することもあるため、費用ではなく過去の実績についても確認しておくことをおすすめします。
また塗料選択も重要になります。
直射日光を受ける屋根は劣化しやすいため、最低でもシリコン塗料を採用するとよいでしょう。
最近では有機成分と無機成分をミクロ単位で配合したハイブリッド塗料が登場していますが、先端塗料であるため必ず実績のある屋根塗装業者に依頼しましょう。

一般的な住宅での屋根塗装の費用相場

一般的な住宅の屋根塗装の相場価格は、40万円が目安と言われています。
あくまでこの費用は目安であり、提示された見積書を見る際にそれより高いのか低いのかを見極めるための、1つの基準として覚えておいてください。
続いて屋根塗装の費用が妥当であるのかを判断するための、内訳のチェックポイントも見ていきます。
工事費ならびに人件費が3割、塗装代と足場代がそれぞれ全体の2割であればまともな内訳と言えます。
屋根塗装費を正しく判断するには、これら1つずつの比率がこの割合から大きく外れていないかを見ることが大切です。
もちろん選ぶ塗料や屋根の規模、工事を行う内容によっては比率が少し異なってきます。
しかし塗料費が全体の6割以上を占めるなど、明らかに比率がおかしい見積書を提案された場合は工務店に必ず説明を求めるようにしてください。
この時に明確な理由を説明できなかったり、ごまかそうとしている場合は見積額や作業内容を疑った方が良いです。

屋根塗装の際や足場の安全性を確保する必要がある

屋根塗装は必然的に高い場所での作業となるので、しっかりとした足場や安全性の確保が大事だといえるでしょう。
屋根塗装は時に傾斜している足元の上で作業を行いますから、履物もそうですし安全対策も重要になってきます。
主に横移動に用いる足場は特に重要で、組み立てが不十分だと作業中にぐらついて転落や倒壊する恐れがあります。
しかし、万全の体制でも完璧というものはなく、常に想定外の事態が起こることを考えておくことが不可欠です。
安全性の確保に終わりはありませんし、二重三重の対策をすることが結果的に安心感に繋がります。
安心して作業に集中できることは、屋根塗装において大切なことですし、やはり不安が拭えない環境だと工事の進みが遅くなります。
屋根塗装の際には、工事をする人が安心して体を預けることができたり、集中できる環境の構築を考え、起こり得る事態を可能な限り想定して対策することがポイントになるのではないでしょうか。

屋根塗装で使用する耐用年数は必ず確認

屋根塗装で使用する塗料にはそれぞれ耐用年数があり、寿命や次の塗り替えのタイミングに影響するので、必ず確認することが重要ではないでしょうか。
一般的に屋根塗装のスパンは10年に一度といった間隔ですが、中には15年や20年の寿命を持つ塗料もあります。
ただ、比較的長寿命の塗料はコストが高いですから、安く請け負う屋根塗装でそのような耐用年数に期待するのは難しいです。
ぬか喜びをして後々追加でコストを支払うという事態を避ける為に、屋根塗装で使用される塗料は予めしっかりと確認することが大事です。
ワンランク上を選んだつもりが通常のグレードだった、そういうトラブルを防ぐ意味でも確認の重要性は高いです。
これは作業を行う業者のミスを防ぐことにも繋がりますから、手間だとしても念の為確認することをおすすめします。
年数というのはあくまでもメーカーが予測するもので、表示通りの寿命に期待できるとは限りませんが、それでも把握しておくことは大切だといえるのではないでしょうか。

屋根塗装に適した時期に実施しよう

屋根は強い紫外線や雨風の影響もあり、日々劣化が進んでいます。
屋根の劣化が進むと雨漏りなどのリスクも高まり、家の耐久性にも大きな影響が出てきます。
屋根の劣化を防ぐには定期的なメンテナンスも必要ですが、一般的なメンテナンス方法では屋根塗装がよく選ばれています。
屋根塗装を定期的にし直すことは劣化を防ぐだけではなく、外見を美しく保つ効果もあります。
屋根塗装には適した時期とそうでない時期もありますので、いつ頃依頼するのが良いのかも知っておきたいところです。
塗装は年間を通していつでも行うことはできますが、特に人気が高いのは春と秋です。
雨が多い季節では、作業が思うように進まないこともありますが、春や秋や比較的雨も少なく湿度や温度も安定しています。
夏場は塗料が乾きやすいというメリットもありますが、この季節は夕立などの突発的な雨の影響も受けやすい傾向にあります。
冬場は晴天も多く、作業が順調に進むというメリットもありますが、低温ということもあり工期が長くなりがちです。

屋根塗装は家を守るために大事なメンテナンス

屋根塗装は家を守るために大事なメンテナンスは、何よりも外部環境を内部に持ち込まないことに尽きます。
例えば雨の場合雨漏りを通じて内部構造に侵食する原因になり、そこから劣化が始まるからです。
カビなどが生えると木造でも鉄骨でも腐食や錆の原因をつくります。
このようなトラブルを未然に防ぐことは重要で、定期的な屋根塗装を行うと良いでしょう。
期間としては2~3年に1回のペースでよく、塗料を自分で購入して対応すれば費用もあまりかかりません。
高齢者の場合は転落などのリスクもあることから、業者に依頼したほうが無難です。
雨漏りが発生している時点ですでに内部の腐食が発生している可能性もあるので、その際には点検も視野に入れると安心材料になります。
とくに家の骨格である気素材が劣化するとリスクが高いため、どの場所に雨漏りがあるかを入念に確認することが長く家を保つ秘訣です。
家を守るための大事なメンテナンスとして、捉えると良いと言えます。

屋根塗装はDIYで行うことができるのか

屋根塗装はDIYで行うことができるのかと言われると、結論としては可能です。
ホームセンターなどでは屋根塗装用のハケや塗料があるので、そのような仕様の家で有れば利用が可能と言えるためです。
一方で瓦屋根だったり鉄筋コンクリートの場合は、対応が難しい場合もあり専門業者に頼るケースもあります。
理想なのは建築時に職人さんに、メンテナンスの方法を事前にヒアリングしておくと自分のできる範囲で対応が可能になるので覚えておくと良いでしょう。
重要なのは「定期的」にメンテナンスをすることで、継続することで確実に建物の劣化を止めることが可能となります。
雨漏りなど内部に水などが侵入するとそこから一気に劣化していくことから、未然に防止するほうが劣化のスピードを下げることができるためです。
もし雨漏りなどがあった場合は速やかで原因を確認することと雨漏りの原因を修理すること、そして内部に劣化が無いかを確認することがとても大切になります。

屋根塗装で使用される塗料の特徴について

屋根塗装に使われる塗料には次のようなものがあり、まずは低価格で汎用性が高い「ウレタン樹脂系」、これは耐用年数が約8年から10年です。
次のシリコン製が出てくるまではメインとして使われていたもので、付着性が良く柔軟で光沢のある塗膜が特徴です。
次が、ウレタンよりも耐久性があるとされる「シリコン樹脂系」で、耐用年数は約10年から15年となります。
耐久性とコストと言う点でバランスが良く、種類が豊富なことでも知られています。
そのため、好みのものを選べるという点がメリットですが、種類が多いだけに性能はピンキリであると言えます。
その理由は、シリコン含有率の違いにあり、含有率が低いものほど価格も安く耐用年数は短くなりやすいです。
さらに耐用年数が15年から20年とされる「フッ素樹脂系」は、シリコンと比べ防汚・耐熱・耐久性にすぐれているのが特徴です。
したがって、長い目で見て屋根塗装におけるメンテナンスの手間を省きたい場合に、適していると言えるでしょう。
そして、耐用年数が20年を超えるものに「無機」があります。
高い耐久・耐熱性を備えていますが、ベースに使用する塗料の性能によって左右されやすいという特徴も持っています。

屋根塗装で人気が高いカラーは何になるか

屋根塗装をする場合は、どのようなカラーにするのかでも悩むところです。
人気の色のひとつにはグレーがあります。
もともと日本の家屋では瓦が使われることが多く、その名残りもありグレーは定番になっています。
屋根は外壁よりも紫外線の影響を受けやすく。
それゆえに色あせなどの劣化も目立つ分です。
鮮やかな色は色あせもしやすく、劣化が目立ちやすい傾向もありますが、グレーなら劣化や汚れが気になりにくい利点もあります。
熱反射率が高いのも人気の理由です。
このほかでは、ブラック系や濃いグリーン系も人気の高い色です。
ブラックや茶色などの濃い色は汚れが目立ちにくくなるので人気がありますし、グリーン系は自然の風景にも溶け込みやすいという利点があります。
屋根塗装のカラーは自由に選ぶことができますが、家全体のバランスを考えておく必要もあります。
外壁との色があまりに合わないとチグハグに見えてしまうので、外壁の色との相性も良く考えていきましょう。

屋根塗装で起こりやすいトラブルに注意

綺麗な状態にしたくて依頼をする屋根塗装ですが、起こりやすいトラブルには気を付けなければなりません。
考えられる屋根塗装でのアクシデントとしては、金銭面や技術面に近隣住民も関わることです。
多くの問題の発端となるのはお金のこと、金銭面での問題は少ないとは言えません。
詳しい見積もり説明を業者側が行わずに、余計に上乗せされてしまっていることもあります。
もしも契約内容に誤りがあったとき、解約をすることを考えますが、その際に違約金を請求されるかもしれません。
これも契約時に業者が説明不足だったことで発生すること、クーリングオフの制度を利用することです。
技術面も深刻な問題であり、塗られた色味が考えていたイメージと違ったということもあります。
完成したのにすぐに塗装が、見るも無残にはがれてしまうのも、技術力が低い証拠です。
近隣住民とのトラブルも注意したい点であり、施工時の音や臭いで苦情が出るかもしれません。
隣の敷地内に塗装のための足場が入ってしまったり、業者の車の乗車などの行動で迷惑をかけることもあるので要注意です。

屋根塗装は転落防止のために足場を組むことが必須

屋根塗装は高所での作業となるため、多くの業者では足場を組むことを前提にそれなりの工事費用を算出するものです。
これは比較的高額なものとなるため、依頼する側にとっては費用が高いと感じてしまうことが少なくありません。
しかしこれを節約するために足場を設営しない場合には、十分な屋根塗装の作業を行うことができず、トラブルとなることも多いので注意が必要です。
屋根塗装は家を守るために必要不可欠なものであり、特に細かな部分などを丁寧に確認しながら問題のあるところを補修し塗装を行うことが必要不可欠です。
これを確実に行うためには、転落防止の対策を十分に行わなければなりません。
したがって足場の設営は必須であり、高額な費用がかかっても確実な作業を行ってもらうためには必要不可欠な費用と考えることが重要です。
屋根塗装を行う場合にはこれらを効率的にするために、様々な作業等と同時に行うとその費用を相対的に削減することができます。

突然訪問の屋根塗装の業者には十分に注意が必要

最近では実際に作業の必要がないのに突然訪問し、屋根が傷んでいると言って作業を行おうとする悪質な業者が増えています。
これらの屋根塗装業者は多くの人が自分では普段屋根に上がらないのを良いことに、むりやり屋根に上がろうとする傾向があるため、まずはこれを防ぐことが重要です。
一般的に屋根塗装は信頼できる業者であれば定期的にメンテナンスなどを行い、必要に応じ無償で補修などを行ってくれるものです。
しかし突然訪問を行う悪質な業者の場合には、屋根の点検と称して本来修理や塗装等が必要ない部分を指摘し、不要な工事を行って高額な費用を請求するケースが多いので注意をしなければなりません。
屋根塗装は定期的に信頼できる業者に自ら依頼することが必要であり、このような悪質な工事を行わせないように普段から注意をすることが大切です。
基本的には見知らぬ業者は屋根に上げないことを意識することが必要で、万が一指摘を受けた場合には信頼できるところに相談をすることが良い方法となっています。

豪雪地帯屋根塗装を行う場合の注意と塗料の選び方

豪雪地帯では、冬は屋根の上に雪が積もり常に湿気を含んだ状態となってしまうことが多いため、この場合の屋根塗装は湿気を防ぐと同時にサビ等に強いことが条件となります。
塗装は一般的に直射日光にさらされ強固なものとなる傾向があるため、一冬の間雪の中に閉ざされるとその効果が薄れてしまい、内部を腐食する原因となるためです。
一般的には直射日光や雨風にさらされることが交互に発生し、特に冬場は乾燥すると言う傾向があるため、これに帰ることを前提に屋根塗装を行うことが多いのですが、雪の多い地域ではこれだけでは充分なものとは言えません。
屋根塗装ではさらに、屋根自体が雪の重みに耐えられるよう特殊な構造となっていることも多いものです。
この場合には塗料の性質は乾燥しにくい状況に耐えるものを選ぶことが重要であり、さらには何度も重ね塗りをするなど特別な対応も重要となります。
環境に応じて最適な屋根塗装を行うことが、長持ちさせる秘訣です。

屋根塗装は防水性を重要視することが大切な理由

屋根は本来雨水を避けるために十分な構造となっており、そのために塗料の防水性はあまり重要視しなくても良いと考える人も少なくありません。
しかし屋根塗装の塗料を選ぶ場合にはこの防水性を十分に意識しないと、様々なトラブルを発生させてしまうため十分に注意が必要です。
屋根塗装には屋根の金属などを保護する役割を担っており、これが不十分な場合には雨水が金属にサビを生み出すことになります。
この部分が腐食し穴が空いてしまうと、屋根の構造に依存せず雨漏り等が発生する危険があるため注意をしなければなりません。
一度雨漏りが発生すると家の中に雨水が侵入し、内部の木材を腐食させてしまうことになると言うことから、この店には十分に注意が必要です。
屋根塗装は単純に屋根を保護するためだけではなく、雨水の侵入を防ぎ家自体を長持ちさせると言う重要な役割があります。
屋根塗装を行う場合には、この点を意識して選ぶことが大切なポイントです。

屋根塗装を行う際には熱中症に注意して作業を行うこと

屋根塗装を行う場合には、熱中症に注意をすることが重要です。
単純に直射日光などで体温が上昇すると言うばかりではなく、屋根の照り返しにより体温が上昇してしまうこともあるため、この点に注意をしなければなりません。
屋根塗装を効率的に行うためには天気の良い比較的暖かい時期に行うのが良いとされていますが、最近では太陽が出ていなくても気温が高いため、トラブルを発生させてしまう恐れがあるので注意をすることが必要です。
特に金属の屋根の場合には熱を吸収し熱くなっているので、その周辺も温度が上昇していることが考えられます。
屋根塗装を行う場合には十分に熱中症対策を行うとともに、定期的に休憩をするなど体調管理には注意をしなければなりません。
軽微な作業であっても油断せず、確実にその対策を行うことが必要です。
一般の住宅の場合には単純な作業であるため準備をせずに行ってしまうこともありますが、この場合には思わぬトラブルを招くことになるので十分な意識をすることが大切です。

筆者:桑野敏彦

筆者プロフィール

北海道函館市生まれ。
屋根塗装する際に役立つ情報を発信しています。
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